サイズ: 直径 約39mm 重量 約27.07gm
品位: シルバー 0.903
発行枚数: 3,814,000枚
カタログNo: KM#453
NGC鑑定ページ
スペインからの独立100周年を記念して1910年-1914年の間に発行されたコイン。
正確には独立戦争開戦(1810年)を始点として100周年。
MS64の高評価の通り、摩耗も傷も少なく非常に良いコンディションです。
表面は馬上の自由の女神。右手には樫(オーク)の枝、左手には燃える松明があり、地平線からは太陽が昇っています。
欧米において、樫の木(オーク)は強さ、耐久性、生命力、知恵、勇気、そして神聖さの象徴とされています。
裏面は湖に突き出た岩に生えるサボテンに立つ鷲が蛇を咥えている図案。
この図案はアステカの民が首都を決めるために、ウィツィロポチトリ神の神託により「サボテンの上に蛇を食らう鷲がいる土地」を探して200年の間彷徨ったという伝説に由来しています。
ただ、現代においてはワシが蛇を食べているのは、悪を倒し、正義を貫こうとするメキシコの理念であるとされているようです。
この鷲の紋章は第29代大統領ポルフィリオ・ディアス独裁政権時代に使用された紋章で、一部の間では、通称「ポルフィリオの鷲」と呼ばれています。