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今後、折に触れ、収集家の方々のお役に立つテーマを順次取り上げていきます。



2017年10月23日 Topics 1

主にドイツ(スイスも含む)の17-18世紀における都市景観ターラーについて


今回はJCCの強みのひとつでもある都市景観ターラーについて少々詳しくご紹介いたします。同業他社にない、都市景観ターラーを随時、しかも豊富に提供しており、その中でもドイツ本国でもめったに出てこない希少なターラーも数多く含まれております。どうかこの機会に、希少価値の上がっていく良い状態の都市景観ターラーをコレクションの選択肢の一つに加えていただければ幸いです。

都市の景観(またはその一部)を使ったコインはアンチークコイン(ギリシャ、ローマ又はビザンチンのコインを指す言葉)にも見受けられ、中世のコインにも、数は少ないが散見されるほど、その歴史は古い。ただ金貨・銀貨で都市景観がその美しさをフルに見せつけることが出来たのは17-18世紀のドイツや一部のスイスの都市(バーゼルとチュリッヒ)であろう。この時代に都市景観をモチーフにした銀貨は約160種あるといわれている。当時から都市景観ターラーは人気で、収集の対象であったようだ。但し、どこの都市でも作られたかというと、その数は20市を下回る。

その特徴は当時の大きな国、例えばプロイセンのベルリンやバイエルンのミュンヘン市ではなく、中規模で商売で大きな富が蓄積して力を付けた、比較的自由な商都、例えばフランクフルト、レーゲンスブルク、ニュルンベルク又、アウグスブルク等であった。又世俗権力から一線を画していた宗教都市、ミュンスターやケルンでも作られた。都市景観ターラーが作りえたのは世俗権力は比較的に弱かったところ(市)で作られた、と言える事が出来よう。

上記のように裕福な都市は貨幣の製造権を取得しており、肖像面では時の権力者の肖像などを描いたが、他の面ではそれぞれのご自慢の美しい都市景観を描いた。当時の主要な交通運搬手段であった海や川が都市の前面に描かれて、そこには活発に活動する市民も描かれていることも多い。又、川の流れを示す矢印などが描かれているものもあり、また教会,市庁舎,搭や石の橋など今も現存している建築物もそこに見る事が出来、興味は尽きない。

1)集めやすい都市景観ターラーは?

圧倒的に集めやすいのがニュルンベルクレーゲンスブルクでしょう。ただし近年になってとくに状態のいいものが少なくなりつつ、値段も上がってきた。
ニュルンベルクの1765年から1780年に作られたターラーはもっともポピュラーと言える(KM350、D2494)1765年にはハプスブルクの双頭の鷲が王冠をいただく、意匠が異なるものもあります。(KM351、D2495)又、1680年から1698年にわたり作られたターラーもよく出てくるが、17世紀のコインは当然EF以上のコインは少ない。
レーゲンスブルクのターラーは最も美しく良くできた都市景観銀貨とされている。
最も入手しやすいターラーは1754年、1756年、1762年、1766年、1775年、1780年などそれぞれ微妙に違っており、カタログ番号も独立してついている。1746年以前のターラーは、よい状態のものは少ない、また1791年から発行されるレオポルド2世の肖像を持つ都市景観も上記の1754-1780年のターラーより数は少ない。

フランクフルトは1772年に一種類の美しい都市景観ターラーを発行している。(KM251、D2226)このターラーには少なくとも2つのヴァリエーションがあって面白い。もっとポピュラーな2ターラー(37グラムを超す大型銀貨)は1840年から1844年まで連続に発行されていてその重厚感により人気が高い(D-640)。 またアウグスブルクの様に17世紀には多数の都市景観ターラーが発行され、比較的収集が容易ですが18世紀になるとその数は激減して高価なものが多い、という都市もあります。 

2)なかなか出てこない都市は?

貨幣製造は、作る都市の経済規模に合致したものなので人口の少ない都市や商都でない所は製造枚数も限られ現存数は少なく、価格も高い。これからコインの将来性は大変高いといえる。例えばその代表的な都市は宗教都市のケルン、南ドイツのフライブルクやラーヴェンスブルク。この内ケルンのターラーは1705年に作られ、空に鷲が舞う年号入りと雲だけのものがあり、後者の方がより希少。JCCで一度戦後に作られた素晴らしい銀メダルの複製が出品された。今出品されているケルン都市景観銀貨はオリジナルでこれ以上の状態がない、と思われるほど素晴らしい。
また、ラーヴェンスブルクも小都市で500枚以下の製造、JCCで1年前にラーヴェンスブルグ都市景観ターラーが出品されすぐに販売されました。フライブルクの都市景観ターラーも大変珍しく見逃せません。 手にすることが大変難しい都市はウルム、エアフルトやエスリンゲンなどがあり、オークションなどに出品された場合は少々高くても、その機会を逃すわけには行きません。

3)種類を多く集めましょう!

先ほどのニュルンベルクやレーゲスブルクのターラーは比較的手に入りやすいものがある反面、珍しいヴァリエーションも多数あります。例えばレーゲンスブルクを俯瞰で表した1792年のターラー(KM466,D2632)、また俯瞰でないヴァージョンも2年号(1791年、1793年)あって、その比較は大変楽しいものです。

JCCはドイツの古銭マーケットに深いつながりがあり、お客様の要望によって、珍しい都市景観ターラーを入手できることが出来ます。時間はかかるかもしれませんがご相談をいただければ、幸いです。
また、今回から始まるJCC-Topicsでは皆様の収集のご参考になるテーマを随時取り上げて行くつもりです。なるべく皆様のご要望に沿って行きたいと思いますので、ご興味のあるテーマをお伝えください。

※現在、JCCに出品されている都市景観コイン(メダル含む)はこちら