【カラカラ】
ルキウス・セプティミウス・バッシアヌス(ラテン語:Lucius Septimius Bassianus、188年4月4日 - 217年4月8日)は、ローマ帝国の皇帝で、セウェルス朝の君主としては第2代当主となる。本名よりもカラカラ(Caracalla)という渾名で呼ばれる場合が多く、歴史学者達もこのように呼称している。
セウェルス朝の初代君主セプティミウス・セウェルスの長男であり、ローマ史上に残る暴君の一人として記憶される。一方で全属州民にローマ帝国の国民としての権利と義務(市民権)を与えるアントニヌス勅令を決定し、結果的にローマ領内における民族・人種による出自差別を撤廃したことで知られる。他に銀貨の改鋳(銀の含有量を減らした)、大浴場(カラカラ浴場)の建設などを肯定的に評価する歴史家も存在する。
【カラカラ浴場】
【ユリア・ドムナ】
ユリア・ドムナ(ラテン語: Julia Domna, 170年 - 217年)は、セウェルス朝の開祖であるセプティミウス・セウェルスの妻。カラカラ、プブリウス・セプティミウス・ゲタの母親でもある。セウェルス死後の皇帝家の陰の実力者として君臨した。
【プブリウス・セプティミウス・ゲタ】
プブリウス・セプティミウス・ゲタ・アウグストゥス(ラテン語: Publius Septimius Geta Augustus;189年3月7日 – 211年12月26日)は、ローマ帝国の皇帝。第21代皇帝カラカラの実弟で、共同皇帝として即位した。
(テキスト・画像 出典:Wikipedia)