サイズ: 直径 約30mm 重量 約16.73gm
オモテ面は、デメトリオス1世の右向き頭像、ウラ面にはギリシア神話における運命を司る女神テュケーが描かれています。
【デメトリオス1世】
デメトリオス1世ソテル(Dimítrios I Sotír, 紀元前187年 - 紀元前150年6月)は、セレウコス朝シリアの第10代王(在位:紀元前162年 - 紀元前150年)。
セレウコス4世とその妃であったラオディケ4世の間の三男として生まれる。人質としてローマに送られたため、父王の没後はすぐに即位できず、その叔父のアンティオコス4世が王位についた。紀元前162年、ポリュビオスの支援を受けたデメトリオスはローマから逃亡してシリアに戻り、アンティオコス4世の死後ローマ元老院の支持を受けて王位についていた従弟のアンティオコス5世とその摂政であった将軍のリュシアスを処刑して即位した。
紀元前150年、アンティオコス4世の財務長官であったヘラクレイデス(ティマルコスの兄弟)は、アンティオコス4世の子とされるアレクサンドロス・バラスを擁立し、ローマ元老院の支持を得て挙兵した。デメトリオス1世は反乱軍に敗北して殺害された。
(テキスト 出典:Wikipedia)